イージー・バルサキットを作ってみる。①

元々ガンプラ小僧だったり漫画家志望だったりと、元来手先でコチョコチョするのが好きなミーでございます。

しかしながら、ラジコン暦はまだまだ日が浅く、バリッバリのチェリーボーイ、いや、初心者でございます。
特に飛行機。これはまだまだかじり始めた程度でつい最近までダウンスラストとかいう言葉も知らないくらいでございました。

模型店に行っては変てこりんな質問ばかりして周囲を困惑させたり。(笑)

まあ、そんなミーでございますが、今後のために、とバルサキットと言う物も作ってみたい、と思った訳です。
しかし、一昨年に練習機「スーパーフロンティアⅡ」を作ったんですが、これはフィルム張りも終わっている物だったにも
関わらず、かなり製作では「?」の連続でした。
でも、なんとかタケウチモデルへの電話や質問の結果無事飛ぶ機体として完成したのですが・・・。

これは出来上がった部品を接着したりする程度で一度組んでみると「ふむ、なるほど」という感じです。
しかし、バルサキットとなると、薄い箱の中に数枚のバルサ板と小物部品が入ってるだけ。

箱には完成品の写真なんかが貼ってあって正直

「この板っきれがコレになるのか・・・?」とかなり不安になってしまいます。


しかし、バルサキットの中にはとっても魅力的なキットがいっぱいでして、今後の為にも一度作ってみたい、と
常々考えていた訳です。
で、今月号のラジ技をパラパラしてて見つけたのがワールドモデルスさんで発売中の
「イージーバルサキット」という物。

機体価格¥2,980円というとってもリーズナブルなキットでかなり簡素化された部品構成、
さらにメカを含めても1万ちょいで揃ってしまうというステキなキットです。
現在、パイパーJ3カブ、セスナバードドッグ、フィゼラー・シュトルヒの3機種がリリースされているのです。

で、先週タケウチモデルさんへ行った際に注文してきました。この際ですのでメカ類も全て揃えました。

んで、本日お店に行って入荷していた物を貰ってきました。

キットの他ではぺラ、モーター、プロペラセイバー、アンプ、受信機、クリスタル、サーボというところ。
バッテリーだけは品切れ中で入荷待ちです。
しっかし、ヘリ用のメカばかり見ているせいか、どれもこれも小さいですね。
特にビックリしたのは受信機とクリスタル。なんすか?これ?みたいな小ささ。(笑)
小さな機体なので搭載するメカも小型&軽量な物という事ですね。

で、夜になってとりあえずラジコン部屋の片付けをして作業開始です。

参考資料として今月号のラジ技と07年のRC AIRWORLDの9月号にも記事があったのでそれらを参考にする事に。

しかし、後者の記事の中で「2時間で完成」とか書いてます。(汗)

んな訳は無い。私の事だから恐らく数日は掛かるでしょう。
バルサキットを組み慣れている人で2時間ということでしょうね。

まずは私の頭を真っ青にした図面を広げます。

実は店で箱を開けて「おー、これが組み立て説明図かー。でっけーなあ」と広げるとそこには
青焼きの原寸図が・・・・・(滝汗)

こんなの工事現場の図面とかでしか見たこと無いっす・・・・。どうしよう・・・と初球から大デッドボール。(爆)
でも、一応組み立て工程の説明書きもあったのでなんとかなるか、と頭をリセットしました。

っていうか、この飛行機、どっかで見た事あるよなあ・・・と思ったら。

以前タケウチモデルさんで貰ったカレンダーのイラストがまさにシュトルヒでした。(爆)
おー、これで塗装の見本も確保できたじゃーん、なんて、なんと間抜けな自分、と軽く凹みました。。。。

部品はバルサシートが9枚とタイヤとか小物が少し。

お店で店長さんと常連さん曰くなかなか上質なバルサだそうです。
見てると、なんか昔良くやった「型抜き」を思い出します。お店のおばちゃんとの
「抜けたよ!」「ダメダメ。欠けてるよ、ココ」とかいう毎度の攻防戦が懐かしいです。

さて、早速製作開始です。
最初に主翼を作るのですが、いきなり難問です。

この主翼、フラップを降ろした状態を選択出来るのですがリブを接着後カットして35度に削り、フラップを接着、とあります。

この意味が分からない。(汗)

リブを付けてフラップを付けてからカット、削るのか、リブ接着後、リブを切ってフラップに付けて接着するのか、とか
どんどん難しく考えてしまいます。
おまけに、図面上の部品の数と実際のシートの部品の数が合いません。
正確にはリブはW2という部品なのですが、実際のW2というリブの数が片方分しかありません。代わりに
図面上には無いW4という品番のリブがイッパイあります。念のためそれぞれをカットし、重ねてみると同じ物。

ただ単にミスプリントかなー、などと考えながら1時間ほど唸ってました。

しかし、どー考えてもそれしかないよね、という事で諦めて製作続行です。

エルロン部分を主翼に接着してからリブをチョン付けしていきます。
最後にリブを角材などでいっぺんに押さえてそれぞれを接着していきます。
初めての経験なのでかなりビクビクしながらの作業でした。接着剤が剥がれるんじゃないかとか・・・・。

まあ、まずはなんとか無事接着終了。
この後、フラップ部分の細工になるのですが、ここでも問題発生。

リブの一部の部品には35度のカットラインがプリントされた物があります。


プリントされたパーツは4つ。しかし、フラップ部分に掛かるリブは8個。(;゚Д゚)エー?

仕方が無いので片側の主翼にラインの入ったリブを接着してカット、角度を合わせて接着する前に
ラインの無いリブを当ててラインをケガいておきました。

で、なんとか無事フラップも付いてとりあえず主翼暫定完成。

本当は主翼の前側に板みたいな部品が付くのですが、説明では記載なし。
それらしいパーツはあるんですが、品番などが無いためおっかないので最後に付ける事にしました。
間違って他で使うパーツだったら困るんで最後に余れば確定という事で。(笑)

次に胴体のほうに移ります。

こっちは図面と部品の見た目で区別が付くのでサクサクと進みました。
ただ、説明では一部ミスプリントがあり、同じ部品番号が重複して書かれている所がありましたが
見た目で分かるんで大丈夫でした。

胴体の側板と仮組みし、確認しながら部品を組んで接着していきます。

モーターの付く角度なんかの問題もあるので側板と合わせながら接着していきました。
この辺までくると、なんか楽しくなってきました。
ペラペラのバルサ板が部品を組み合わせていくにつれ、しっかりとした形になってきます。面白いですね〜。

とりあえず、こんな感じになりましたが、今日はここまで。

結構おっかなびっくりで作業しているので予想以上に時間が掛かってます。
ただ、初めて触るバルサ材。なんとも面白い素材ですねー。ある程度の曲面には馴染むし、
切削性も宜しいです。
シートから切り取ったあとのバリはダイヤモンドやすりで軽く擦ると綺麗に仕上がりますし。
改めて「木って凄いなあ」と思いました。

店長さんが言ってましたが

バルサキットは面白いですよ〜」と言ってた意味がなんとなく分かってきたような気がします。
薄い板が形になって強度も出たパーツになっていく、というのがなんとも楽しいですね。

さて。あと何日で完成するかなあ。楽しみです。