納得いかないぞ!

えー、OSの105ですけど、なんとなんと、100ccほど燃料焚いた状態でリヤベアリングが錆錆!になってました。(汗)

そもそも、エンジンの慣らしでも、なんて思ってエンジン掛けたんですがなんとも絶不調・・・
ヒート外すとブスブス言って止まっちゃう。
ニードル開き過ぎかなあ、と1+1/2くらいまで絞ってみたんですがやっぱり同じ・・・
プラグも新品なんですが、念のためストックの新品に換えたんですが変化無し。
そんな事を2〜3度繰り返して結局諦めたんですが・・・・

燃料抜いて東邦の錆止めスプレー入れてスターターで空回しして置いてあったんですが
数日後にもう一回、とエンジン掛けたんですけど、最初よりなんか酷い症状・・・・

しかもちょっと気になったのがエンジン掛かった後、燃料チューブにエアーが噛むんです。
どうもこれが原因か、と始動を諦めて・・・タンクのプレッシャーを抜こうとメクラプラグを抜いたら・・・

普通は「プシュッ」と言うはずなんですが殆ど空気が出てこない・・・・

とりあえず、各部を点検、と家に機体を持ち帰り、まずはチューブの点検。
穴でも開いて圧漏れ&エア吸いしてるのかなと、20mlの注射ポンプで加圧試験。
うーん、問題なしだなあ。

続いてワンウェイバルブのテスト。

エンジン側から圧を掛けたら・・・ブチュブチュ、と液体が・・・しかも茶色い!
濃い目の味噌ラーメンのスープみたいな液体が出てきました!(゜ロ゜)ギョェ

こっ、これは一体!?
エンジン内部の状況を考えただけでゾーっとしましたが、開けねばなるまい、とエンジンを降ろす事に。


マフラー外したら・・・・やはり味噌スープのような液体が出てきました・・・


バックプレートを恐る恐る外してみると・・・



ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!

味噌スープがいっぱい〜〜〜〜!


一体何がどうなったのか、全く理解できません。というか、錆なんでしょうけど・・・・


新品で入手し僅か100ccも燃料消費したかどうか、しかも浮いても居ないという状況でこれは・・・

終了後のケアもしっかりしたつもりでしたが・・・・


クランクにも錆が発生しています・・・リヤベアリングも確認するとトンでもない事に・・・・


ガッツリと錆びています・・・なんというか、錆の花が咲くとでもいうんでしょうか、ザラザラな状態です。
急激に錆が発生したという感じ・・・

ピストンライナーのスカート部分にも錆、ピストンにも錆跡が付着しているという有様・・・

過去、錆は経験していますが、こんな超短期間、1〜2回のエンジン始動でこんなになった経験はありません。


なんだか納得も行かず、メーカーのOSさんに電話して問い合わせてみました。

新品でこういう使用状態、始動後の手入れなどの状況を話したのですが

「あー、それは水分ですね、燃料は水分を呼ぶので間違いないでしょう。燃料も水分吸っていると思いますから
燃料缶の底も錆が出ていると思われますから確認して見て下さい。錆があればその燃料はもう使えないですよ」
との事・・・・えー・・・?そうなの?

とりあえず、HZ−Rと言う事でレギュレーター内部も錆、水が入っていると思われるので送ってもらったほうが良い、
という事なので送る事にしました。

味噌スープが出たワンウェイバルブももう使えないでしょう、との事なので修理ついでに部品も同封してもらう事にして
修理に出した訳ですが・・・・



その後、燃料缶を確認したのですが、底に錆や異物の沈殿は確認できず・・・

試しにT−REX600LTDで同じ燃料を使って浮かせてみました。

こちらでは特におかしな症状も出ず、普通に始動、アイドリング、ホバリングまでしました。

終了後、エンジン降ろして開けてみましたが、味噌スープの発生は認められず・・・
燃料は大丈夫のようです。

一体なんだったんだろうか・・・と疑問に思いつつ待っているとメーカーさんから電話。

交換が必要なのはベアリングのみで修理可能、という事でそのまま修理してもらう事に。


で、昨日エンジン戻ってきました。


伝票ではリヤベアリングのみ有償でフロントベアリングはサービスで新品交換、となってました。
なので実費としてはリヤベアリング代1200円、工賃600円、それに送料という内容。

交換されたベアリングも入ってました。


こんなに錆錆になってました・・・
僅か100cc程度の使用でこんなになるなんて・・・全く訳が分かりません・・・。

メーカーさんに修理依頼するのは今回が初めてだったんで、なんとなく、何気にバックプレートを外して
中を見てみようと開けてみたんですが・・・・


クランクの真ん中の穴の周辺に錆が残っています・・・(汗)

えー?なんで〜?と、それ見た途端にもう気になっちゃってエンジン全バラです。


結果、クランクウエイトの裏(ベアリング側)にはティッシュで拭くと色が付くくらいの錆が残ってまして
新品ベアリングのインナー部分にも錆が移っていました。(これは拭けば取れる状態でしたが)

ライナーのスカート部分にも錆が残ったまま。

クランクケース内にもなんとなく錆の混じったような油が見受けられました・・・・


メーカーの修理ってこんなレベルですか?

グローエンジンはとにかく錆の発生で皆さん頭を悩ますのに、修理上がりで内部に錆が残ったままでは
それが元で錆が発生するって事にもなると思うんですが・・・


結局、自分でクランクやライナーの錆は綺麗に落とし、ベアリング、クランクケースも洗浄油で洗浄、
その後ベアリングに防錆スプレーをして馴染ませ組み直しました。

こんな事なら自分で部品買って直したほうが全然早かったし無駄な出費も掛からなかったと思います。

メーカーの整備だからきっと丁寧で綺麗な作業なんだろうな、と期待していただけに
猛烈にガッカリです。

もうメーカーに修理依頼する事は無いと思いますが・・・

そもそもの錆の発生原因もその後の修理に関しても、全然納得がいきません・・・